Ciao! (=´ー`)ノ⌒♪私自身あるいは困難な存在

■TMNETWORKとXJAPANが日々の糧εεε=(*ノ▽ノ)な佐野瑞希です、こんにちは。■音楽と、広範囲な意味での文学について綴っています。■現在は、一連の創作シリーズ『夢想と薔薇の日々』の更新がメインになっています。「おもしろかったー!」と思っていただける一日があれば幸いです。  ───遠い記憶をたぐり寄せると、どこまで遡っても自分の感性や思考のしかたが変わっていないなあと感じざるを得ない今日この頃。春、桜舞い散る日に。(2015.04.12改稿)

2020年07月

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夢想と薔薇の日々<LOVERS>

『夢想と薔薇の日々 (Days of Rêverie and Roses)』は、あくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、よろしくお願いいたします。尚、当ブログ内の文章や作品の、無断転載・引用・コピーを固くお断りいたします。

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ときどきね、ふっと。
トシの後ろ姿が、さみしげに見えることがある。

誰も、寄せ付けない背中。
おれのことさえ忘れてしまって、たった独りっきりの背中。

おれは思わず駆けていって、「トシ!」って、その後ろから抱きつくけど。
だって、怖いから。
トシ、どこかへ行っちゃいそうで。

決まってトシは、不意をつかれたように振り返って、そして、おれの名前を呼ぶんだ。
ヨシキ、って。
どうしたの、って。

その声がとてもやさしくて。
おれはほっとして、いつも自分がバカみたいって思うんだけど…それでもトシに言ってしまう。


「トシ、すごくさみしそうに見えたから。ひとりで……」


するとトシはね、こう返すんだよ。


…それ。ヨシキじゃん。

…キミの方が、触れられなくて、けどさみしそうで、俺、どうしていいかわからなくなるよ。


そんな…、って、おれは困惑する。
おれはいつだってそんな、さみしくなんかないよ。
トシがね。
トシが、いてくれれば。 

─────いてくれるよね…ずっと……?





.。o○.。o○.。o○.。o○





人って。

誰でもみんな、“孤独な背中”を持ってるのかもしれない。

一緒に暮らしてても、どんなに手を握ったり、抱き合ったりしてても。

おれがトシの後ろ姿に感じるような、独りっきりの世界を、おれもトシに見せてるのかもしれない。

ごめんね、とか。
ひとりじゃないよ、とか。
そんなこと言っても、きっと、ダメなんだよね。


けど。
おれ絶対、トシのこと忘れてる時間なんて、これっぽっちもないんだよ。


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参考リンク🔗
《END》


🌹どうもありがとうございました🌹
バナー8
 👏もお願いします~!💦


★明日(7月26日)の『夢想と薔薇の日々』更新のお知らせ★

『夢想と薔薇の日々 (Days of Rêverie and Roses)』は、あくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、よろしくお願いいたします。尚、当ブログ内の文章や作品の、無断転載・引用・コピーを固くお断りいたします。

なんかね。
『夢想と薔薇の日々』に本腰を入れたのが久しぶりな気分に囚われますが
そうでもないんだよね(笑)。

明日の本編は、中にリンク貼りますが、テーマとしてはすんごく昔からあったもの。
ちょっとそのリンクとは、設定が違っているのですが、感情的なところはね、同じです。

お楽しみいただけるかなあ。
複雑な気分になっちゃうかなあ。

まあ、いいや😁😁😁✨

定時にココで、お待ちしております。
よろしくお願いしますm__m


そうだ。
鍵をかけると、人気記事が消えてしまうという現象が頻繁に起きてます。
問い合わせてはいるんだけど、どうなることやら。
いろいろご不便かけまして、ゴメンなさい。

それでは明日ね


佐野瑞希o

楽しみにしててね
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おじちゃん、ありがとう。安らかに。

ゴメンなさい。
ひっさびっさに本当に個人的なことを書きます。
記録として。

去る7月20日、21日に、伯父、石和名湯館 糸柳会長の本葬が執り行われました。

あまりに大きなお葬式で驚いた。
たぶんこの先、あんな葬儀に出席することはないと。

伯父は、糸柳という、一族みんなが集えるかけがえのない場所を遺してくれました。
それだけでなく、たくさんの親類同士の絆を結んでいってくれた。

Twitterに少し書いたけれど、伯父と接した人の数だけ、伯父の思い出があるのだと思います。

生まれてからずっと、ときに厳しく、そしていつも穏やかに、姪の私の成長も見守ってくれた。
本当に、次から次へ懐かしい光景が心を駆けめぐって、涙が止まりません。

戦前、戦中、戦後と時代を背負い、一族の長として、伯母と共に糸柳を繁栄させてきた人生は、一体どんなものだったのかなと、今改めて考えています。

式の最後に流れた、伯父が大好きだったというベット・ミドラーの「The Rose」。
その歌詞はきっと、伯父から私たちへの遺言、ラストメッセージだったのだと思います。

鬱病のことなんて、わかれと言ったって難しい世代だったけど、真剣に理解しようとしてくれた。

この曲、この歌詞を思い浮かべるたびに、黙って私の人生を受け入れてくれた伯父に、感謝せずにいられません。


────おじちゃん、ありがとう。忘れないよ。


これからも、みんなで糸柳を盛り立てて守っていきます。


どうもありがとう。
さようなら。











5年の歳月を超えて!完結編!夢想と薔薇の日々<青い夜・白い夜/遥か遠くエデンを離れて>Ⅱ.片岡大志『風の吹かない日でも船は出したい』より「君といた場所」

『夢想と薔薇の日々 (Days of Rêverie and Roses)』は、あくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、よろしくお願いいたします。尚、当ブログ内の文章や作品の、無断転載・引用・コピーを固くお断りいたします。

完結編と言っても、YouTubeに、最終回のタイトル曲があったので引っ張ってきただけの話なのですが。

でも曲がわかるのとわからないのでは、全く違うと思いますので。
今まで、あるとも思わず検索もしなかったんですけど(大志くんゴメンナサイ!)。

先日、一度Twitterに上げてますので、すでにお聴きの方もいらっしゃると思いますが、ぜひぜひゆっくりとお楽しみください。

それにしても最終回って、もう5年も前のことなんですね!
あの頃は、第2章をこんなに長く続けると思ってませんでした。
まだまだ続きます(笑)。

片岡大志「君といた場所」

いやぁ、今聴いても痛いなあ😅









いつもありがとうございます!☘️
バナートシ3











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