…どっ、どうしたの。
ぎょっとした。
ドアを開けたら、ヨシキが玄関口に膝を抱えてしゃがみ込んでいた。
「待ってたの」
待ってたって、こんなところで!?
ヨシキは薄い見馴れたバスローブのまま、そこに居た。
…ヨシキ、とりあえず部屋行こう。
「ん~…お姫様抱っこして」
…へ!?
ヨシキにしては妙に素直な甘え方というか何というか。
…お姫様抱っこ、かぁ。
「ダメ?」
…いや、だめ、じゃないけど…。
よいっしょ、とヨシキを抱え上げる。
これでギックリ腰やったらヨシキのせいだからね。
…あれ?ヨシキ少しやせた?体重落ちてない?頬っぺたもなーんとなくこけてる気がするんだけど。
「昨日も今日もなんにも食べてない」
…ってウソ!?マジで!?あんなに全部細かくメモつくっておいたのに―…!!
わけのわからないまま、やっとこさヨシキをリビングへ“運搬”してソファに座らせようとしたときだった。
《つづく》
ぎょっとした。
ドアを開けたら、ヨシキが玄関口に膝を抱えてしゃがみ込んでいた。
「待ってたの」
待ってたって、こんなところで!?
ヨシキは薄い見馴れたバスローブのまま、そこに居た。
…ヨシキ、とりあえず部屋行こう。
「ん~…お姫様抱っこして」
…へ!?
ヨシキにしては妙に素直な甘え方というか何というか。
…お姫様抱っこ、かぁ。
「ダメ?」
…いや、だめ、じゃないけど…。
よいっしょ、とヨシキを抱え上げる。
これでギックリ腰やったらヨシキのせいだからね。
…あれ?ヨシキ少しやせた?体重落ちてない?頬っぺたもなーんとなくこけてる気がするんだけど。
「昨日も今日もなんにも食べてない」
…ってウソ!?マジで!?あんなに全部細かくメモつくっておいたのに―…!!
わけのわからないまま、やっとこさヨシキをリビングへ“運搬”してソファに座らせようとしたときだった。
《つづく》