Ciao! (=´ー`)ノ⌒♪私自身あるいは困難な存在

■TMNETWORKとXJAPANが日々の糧εεε=(*ノ▽ノ)な佐野瑞希です、こんにちは。■音楽と、広範囲な意味での文学について綴っています。■現在は、一連の創作シリーズ『夢想と薔薇の日々』の更新がメインになっています。「おもしろかったー!」と思っていただける一日があれば幸いです。  ───遠い記憶をたぐり寄せると、どこまで遡っても自分の感性や思考のしかたが変わっていないなあと感じざるを得ない今日この頃。春、桜舞い散る日に。(2015.04.12改稿)

恋人

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『夢想と薔薇の日々』<TURN TO THE NIGHT OF LOVERS>後コメントと結び

『夢想と薔薇の日々(Days of Rêverie and Roses)』は、あくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、よろしくお願いいたします。尚、当ブログ内の文章や作品の、無断転載・引用・コピーを固くお断りいたします。

夢想と薔薇の日々こぼれ話

んにちは。
皆さまお元気ですか。
最終話には、コメント欄、Twitter、LINE…様々なところから温かなメッセージを、どうもありがとうございました。
とてもとてもうれしかった。

もちろん終わってくれて清々したってかたもおられるでしょうけど😹


未練がましいと言いますか、やっぱり書いておかないとって思ったことがあるので、今日は、よろしければお付き合いください💕
(長くなりますょ。。。)



のお話は、そもそもは夏至に照準を合わせて書き始めたものなんでした🤣
それがなかなか、というよりちっとも進まなくなって放り出したの。

トウキョウの短い夜の出来事を描こうと思ったんですよ!最初はね!
でも話が膨らみすぎて、手に負えなくなっちゃったんです(バカ)。
で、見るのもイヤになって、再び開いたのは、『夢想と薔薇の日々』をやめようと思ってからでした〜💦

書きっぱなし広げっぱなしになっていたものが3話くらいあった中で、いちばん手短なのを適度に仕上げようと。
だから、投げやりな気持ちは、幾分はありましたよ。
結局この話は、当初の構想の3分の2くらいの部分しか扱ってないんです。
描きたいと思っていたクライマックスは全然違うしね。

なんかこう書くと、すんごい手を抜いたみたいに思われるかもしれませんが、実際、「最後だから!」って渾身の力で書いたわけではないんです。

うん。
ごめんね。

そこまで冷めちゃってる自分がいたのよ。


かしながら❗
できあがってみると、これはこれなりですごく気に入っています。
少なくとも尻切れトンボにはなってないと思った。

東京タワー🗼を出した理由とか、描けてないけどね😂💦

つまりは、こういう大都会トウキョウの、その片隅で、夏至の夜に営まれた恋人たちの行為でした、って設定を表したかったんだよね〜。
ここでそんなの説明するのはズルいと思うけどさ。

なので、説明できなかったからには、あの画像は消そうかなと思ったよ。
確かに思った。

でも、まぁあってもいいか、みたいな、画像だけでも何か伝わるかも、みたいな(どこまで人をナメているんだww)。
何も伝わらなくて、何だこの写真???だったら、ほんとゴメンなさい。



っと💥💥💥
今日、いちばん書いておきたいと思ったのは、タイトルのことなんです。
Twitterでは言葉足らずながらもツイートしたんですけど、そう、タイトルね💦

もう、本当に迷いまくった末の、あのタイトルなんですよ。
あんまり納得はしてない。
全然かな。
だって、まず長いでしょ、<ターン・トゥ・ザ・ナイト・オブ・ラヴァーズ>ってさあ。

これどっから来たのよ?っていう。

何からインパイアされたかというと、TMNの「♪THE POINT OF LOVERS‘ NIGHT」。
ぶっっ🤣💨

アイディアとしてはね、森茉莉の『恋人たちの森』もあって。

「LOVERS‘=恋人たちの」が共通してるでしょ。

とにかく何か、「恋人たち(のひっそりした夜のこと)」というニュアンスを使いたかったんですぅーっ❗❗❗
全くわかんないかもしれないけどぉーっ❗❗❗

それからもがきました。
もがきにもがいたよ💦

TMNの「♪THE POINT OF...」から⇨「交差点」とか「十字路」を勝手に連想して、英語だと「INTERSECTION」とか「CROSSROADS」とか?ってなって、でもそれ、語感がちょっと違うなぁと。

じゃあ今度、それを動詞っぽくしてみたらどうなるかなって、「CROSSING」「CROSS」「ACROSS」を考えた。
横切る(こと)、横切れ、横切って、みたいな意味になるでしょ。

そーれーでー❗
「CROSS」に決まりかけたんです。
公開の直前までは「CROSS」だった。


重要なのは、何故、それが数時間で覆ったかということ。

それはね、もう一度読み直してみたらね、「戻る、帰る」っていう概念が突如、頭に浮かんできた、という事実なんです。

“幼なじみには戻れない、でも恋人という間がらには必ず戻っていくんだ”っていう。

そうか~、「戻れないけど戻るってことなんだ〜」って、ひとりで合点がいっちゃって。
この観念は、めちゃくちゃ強かった。

ただ、「戻る、帰る=RETURN(リターン)」という単語は使いたくなくて、また悪あがきして、単なる「TURN(ターン)」に落ち着いたんだね〜😌🌆✨


イ。
ここまでが、<TURN TO THE NIGHT OF LOVERS>の説明です。
長すぎますね…💢
タイトルの説明をこんな長くやるな!💢って思うよね〜🤣💦

でもまだ続くんだよ〜❗❗
どうしよう😂


……さて、英題は決まりました。
長いけど、ま、しゃーない。

しかし、頭🧠はずーっと同時進行していて、本来英語にするのが間違いなんじゃないのか?という疑念が。

あとで絶対メインか、サブタイトルで日本語を使いたい!って、思って思って思い続けていたんです。

こっちも本当にイロイロ考えたのよ〜う。
最初の「恋人たちの」を貫こう!とかやめよう!とか。

いいところまで行ったのは、「CROSS」から考えた「夜を駆ける」だった。
でもさ、ソレ、まるでYOASOBIの「♪夜に駆ける」じゃん〜それじゃまずいじゃん〜…って。

物事には、その時々で、似ててもいいものと困るものがあるんです。
まるっきり同じでもいいものと、まずいものがあるんです。

館野とお子の『天使よ故郷を見よ』、河村隆一の『深愛』、うん、その辺りは使おうか本気で迷った。
ですけど、入れてみるとなんか違うんだよね〜😭💦

オリジナルでもゴチャゴチャこねくり回して考えましたよ!
「戻れない道」「ただ往く道」「帰還」「魂の還る場所」「永遠」etc...
でも、どーうしてもシックリ来なかった。


結局❗
ガチにタイムアウトで、日本語のタイトルは付けれませんでした・・・💧💧💧

あ~あ。



こまでタイトルで悩んだことって、なかったと思います。
さっき書いたように、今でも納得はしてない。
な~んか、スマートじゃないのよね💨

第一部のときの最終回シリーズのタイトルがわりと好きなので、余計に二部の終わりが気に食わないのかも。

最終回で、しかもお誕生日企画だったからねぇ。



───・・・という、長い長い愚痴でした。
あ❗❓
愚痴じゃないよ、こぼれ話ね、創作秘話❗✨✨



容に関しては、今は言うことないです。

書けなかった部分は確かにあるけれど、書けなかったということは、つまり書かれるべきでなかった部分なんだと認識しているので。

書けたところが、結果が、すべて。

だからこそ、タイトルだけが悔やまれるのね。
検索だってしづらいじゃん。
(一応「最終回」で検索かけると、出てくるようにはしてますwwこれこそ裏ワザのウラ話😅)



いはいはい、実に長〜くなりました。
本編より長いよね😳
ゴメンなさいね💦💦
自分の中だけで処理できなかったのだ〜!!

でも第一部と違って、第二部の終わりは何となく《ENDLESS END》っぽいので、安心して読んでいただけるかと。
んねっ♬


さあ、今度こそ、終わります。

突然やめることになった理由は、また別の機会に譲るとして…。




『夢想と薔薇の日々』にお付き合いいただき、ありがとうございました。
ただただ感謝しております。
未熟な点、至らない点、たくさんあったけど。

何より、あのふたりを愛してくださって、本当にありがとうございました♡



佐野瑞希o拝◌゚・。.✼゚*。♩.










夢想と薔薇の日々<TURN TO THE NIGHT OF LOVERS>

『夢想と薔薇の日々(Days of Rêverie and Roses)』は、あくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、よろしくお願いいたします。尚、当ブログ内の文章や作品の、無断転載・引用・コピーを固くお断りいたします。

夏至2021SP

今夜も、また。
楔を、打ち込む。

彼の躰の深く、深くまで。

そう、いつものように。
彼の望みのままに。


ああ…俺は、 ヨシキ の中で 深海 うみ を泳ぐんだ────。








「………っ!


ヨシキの叫びは声にならない。
俺が最奥を突くと、彼は、その身をビクン…!と震わせた。


両胸に、紅みを帯びて立ち上がる乳頭。
激しく、熱く喘ぐ呼吸。

彼の局部も、すでに極限状態にまでそそり起ち、その先端は白濁した露で濡れていた。


俺は思い切って、掴んでいたヨシキの太股を高く持ち上げ、更に強引に左右へ押し開いた。
そしてくり返し、彼の体内を突いた。


「あ!あああっ。」


今度ははっきりと声が響く。


…ヨシキ。ここ、感じる?


そう訊ねておきながら、俺は自分が果ててしまわないようにするのに懸命なのだった。


「あ、も、イく……っ、イきたい、トシっ!」


ヨシキは激しく身をよじった。


「んん!もう…ッ、出…ちゃう……っ」

「イき、たい……ってば!」

「あ…あ……あっ、トシぃ……ッ」


彼の声は悲鳴にも近かった。
甘く響くヨシキのその“嘆願”は、俺の理性を完全に奪い去った。

本能の牙の欲するままに、俺はヨシキの躰を貪り喰う。
世界じゅうどこを探したって、この脳天まで つんざ くような興奮を俺に与えてくれる者は、ヨシキしかいない。
あらゆる意味において、このひとは俺にとって唯一絶対だった。


…よし。ふたりで、行こうぜ。

「は……やく、、、」


深紅に染まったヨシキの唇の動きが、俺を急かす。
彼の表情は、快楽に さいな まれた者の、肉体と精神の象徴そのものだった。
俺を見つめる潤んだ瞳が、愛情以上の、どこか哀しみさえ含んでいて。


それは、見惚れてしまうほどに美しい光景だった。








.。o○.。o○.。o○.。o○








「トシ、汗すご〜い☆」

…えー?あー。。


ヨシキに言われて気付いた。
びっしょり汗をかいてしまっていた。
室温は高くないのに。


…気持ち悪い?

「え、何が?・・・汗??」

…うん。

「まさか全然!…だって、、」


そこで恥ずかしげに肩をすくめてから、ヨシキは言葉を紡いだ。


「だって、おれのために一生懸命になってくれてるトシって、おれ好きだよ///」


別に、ヨシキのためだけに一生懸命な訳ではなかったけれど。
まぁいい。


…うん、もうメチャクチャ必死。


ふざけて笑いながら抱きついたら、彼は、あはは、とうれしそうにはしゃいだ。








.。o○.。o○.。o○.。o○








何度、ふたりで絶頂を味わい尽くしたろう。
目が覚めたとき、ヨシキの躰の上にいた。
彼に覆い被さったまま、俺は意識を失っていたらしい。


…おっと、、ごめん!


あわてて身体を退かそうとすると、彼はやんわり俺を制した。


「だいじょぶだよ」

…ん。そう?

「ふふ/// うん、いいから」

…退くよ、重いでしょ。

「ん〜ん、気持ちいい♡」

…気持ちいい!?

「うん、トシの重みがね」

…ほんとに?

「ほんと♡」




ヨシキが手を伸ばしてきたので、俺はその手を握ってやった。


…起きてたの?ずっと。

「うん」

…俺どのくらい寝てた?ごめんね。

「20分くらいかな?謝ることないじゃん」


ヨシキは俺の手へ顔を擦り付けると、そこに小さく口づけた。
そして俺をまっすぐに見上げて、悪戯っぽくくしゃくしゃっと笑った。

その眼を見た俺は、何故か胸を締め付けられる。


…ヨシキ。

「はい?♬」

…好きだよ。


ごまかすみたいに、ぽつりと言ってみるけれど。


「うん。おれも、好きだよ///」


彼の顔はピンク色に上気していた。

ヨシキの『おれも、好きだよ』は、俺の「好きだよ」とは違う。
ごまかしでもなければ何の照れ隠しでもない。
ただ、直球ストレートの愛情表現だ。
だからこそ、またそれが俺を気まずくさせる。

でも、そんなことに気付きもしないのだ、このひとは。


俺がどんなに、方便で「好きだよ」や「愛してる」を重ねたとしたって、ヨシキのたった一度の『好きだよ』には敵わない。

一生、永久に─────。










頑張るからもう一回やらせて。


ヨシキの耳元で囁いた。
短い沈黙のあと、彼は、いいよ、と言ってはにかんだ。



靭やかな鞭のように、ヨシキの腕が俺の背中にぴったりと回される。
その肌の温みを確かめてから、俺は再び、彼の体内へと身を沈めにかかるのだった。










誕生日を数日後に控えた、ある夜の話だ。

無邪気なだけの幼なじみには、もう決して戻れないことを、俺たちはとうの昔に知っている。





















夏至2021SP

《END》

💐💐💐Happy Birthday!!💐💐💐

どうもありがとうございました😃




夢想と薔薇の日々 第二部 完

夢想と薔薇の日々<花 酔>

『夢想と薔薇の日々(Days of Rêverie and Roses)』は、あくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、よろしくお願いいたします。尚、当ブログ内の文章や作品の、無断転載・引用・コピーを固くお断りいたします。

<花 酔>

それが何処なのか、今も、わからない。

桜の花が咲き乱れ、柔らかな光が差し込むその場所で、おれはトシに抱かれていた。
奇妙なことに、トシは一言も口をきかず、ただ一心不乱におれの体を貪り続けている。


「トシ…」

「トシ…トシ……!


トシを抱き締めたくて、おれは何度も、叫んだ。
でも、求めても、求めても、何故か彼の輪郭は曖昧にぼやけて、掴むことができない。

ひたすら、彼の熱の塊が、体の中心を深く突き刺しては貫いていく感覚だけが、激しい快感と強い痛みになって、くり返し押し寄せた。

おれは、トシの向こうの霞んだ空に手を伸ばす。



ああ。

花びらが、散ってゆく。

舞って。
舞って。
舞って。

花に埋もれて、息ができない──────。




───『トシ……愛してるよ。』

そう、例え何処にいても。




















気付いたら、ひとり古い桜の樹を見上げていた。

───え?



「いけない、おれ、買い物の途中、、、」


頬に流れる涙を、あわててゴシゴシ拭う。
見上げていたその桜の大樹は、まだ花を散らすことなく、そして何を語るでもなく、静かにそこに立っていた。






… ヨシキ、どうしたの?大丈夫?


突然トシから電話が入った。
おれの帰りが遅いのを心配していたのだろう。
そんな声だった。


「なんでもないよ、ごめんね」

… 無事ならいいけどさ。

「大丈夫、無事無事!」


自分でも驚くほど、陽気に答えていた。
思わぬときにトシの声を聴けたことが、心底嬉しかった。








『トシに、逢いたい。』








即座に、おれは駆け出した。
まっすぐ、“我が家”に向かって。
大好きな 恋人 ひと )が待っているあの家。

おれが帰るべき、たったひとつの、あの場所へ。







桜の樹に見た幻は、記憶の奥底に紛れて、きっとすぐに消え失せてしまうだろう。





















《END》

🌸いつもありがとうございます🌸💕
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夢想と薔薇の日々<日々徒然>2月1日号

『夢想と薔薇の日々(Days of Rêverie and Roses)』は、あくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、よろしくお願いいたします。尚、当ブログ内の文章や作品の、無断転載・引用・コピーを固くお断りいたします。

明日の節分用の福豆と恵方巻を買いに来たんだけど……。
豆はいいとしても、恵方巻の方は種類がありすぎて、どれにしたらいいか皆目 見当がつかない。
海鮮巻、サラダ巻きといった風情のものは普通にいくつも並んでいて、中には鶏の唐揚げ巻き、伊達巻きの恵方巻なんてのもある。

───んー、どれが好きかな。


もちろん基準は、 ヨシキ だ。
あのひとが食べてくれなかったら意味がない。

いろいろ考えながらひと通り見たけど、迷うばっかりでちっとも決まらない。



疲れてしまって、ふと売り場を離れて隣を見たら、春らしい和菓子がたくさん並んでいた。

その中で、ひときわ目を引くものがあった。

───うわっ、きれいでかわいい、、、ってヨシキみたい笑///

ピンク色でまーるくて、ほんとに可愛い。
これは絶対、彼も気に入るはず。


…すみません、お願いします。


4つ入りの、いちばん小さな箱を買った。




車に戻ってからヨシキに電話して、きれいなおみやげがあるよ、と伝えた。


「なに買ったの?」

…ヒミツ♬


何なの〜?と食い下がるヨシキに、絶対いいものだからと笑いかけて、電話を切る。



恵方巻は明日ふたりで買いに来ることにして、家路を急いだ。
助手席には、恋人を想って買い求めた素敵なお菓子。





ねぇ。
ヨシキ?
思ったけど。

俺ってすげぇ、イケてる彼氏じゃない─────?


<日々徒然>






《END》

明日の後コメもよろしくね*:🌹💜🌹:*
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夢想と薔薇の日々<スウィート・ペイン>

『夢想と薔薇の日々(Days of Rêverie and Roses)』は、あくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、よろしくお願いいたします。尚、当ブログ内の文章や作品の、無断転載・引用・コピーを固くお断りいたします。

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…ヨシキ!メープルシロップかけ過ぎ!

「え〜!だめ〜?‌」

…もー、どんだけかけたら気がすむの!!








思わず大きくため息をつきそうになる。

一体俺は、どうしてこんなにも必死なのだろう。
毎日毎日、たかが元同級生の男相手に。
いい年して恋人ごっこも大概にしろ、と思う。


───こんな人生、送るつもりなかった。





ヨシキがいなければ。

そうだ。
もしもあのとき、ヨシキさえ帰ってこなければ……。

そうしたら、もっと上手く生きられたのに。

仕事に懸けることだって、家庭を持つことだって、ずっと自由にできたろう。

彼に再会していなければ。









だけど───。





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「おいし〜い♡」


目の前で、自分が焼いてやったパンケーキを頬張るヨシキを見ていたら、何故だろう、つーんと涙が込み上げた。







彼のいない生活を、自分は本当に望んでいるのか……?





桜の花の美しい薄紅を。
光に透ける笑顔の眩しさを。
切なく暮れゆく秋の日を。
凍てつくの夜のぬくもりを。
そして、
一粒の涙に宿る意味や、
差し伸べられる手の尊さすらも。

何ひとつわからずに─────。








もしもあの春、彼が帰ってきてくれなかったら、俺は。




上手く生きていたろう。
この世の何が 幸福 しあわせ なのか、ただ、知ることもなく。















《END》
お疲れさまでした、ありがとう🌹
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【突発】夢想と薔薇の日々<秋のSS(ショートストーリー)SP!汝の欲するところにより2018>

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「ねぇ。夜 キャベツのスープが飲みたい


二階のベッドで、俺の肩にもたれて携帯をいじっていたヨシキ。
唐突にディナーのリクエストをしてきた。

まあ、いつでも何でも唐突……慣れてますけど。


…キャベツ!?え、キャベツ…?

「うん」

…キャベツ、は、、、んーないなあ。。。

「ないのか。。ふ~ん。。」


あ。

「ふ~ん」って、今、見下したね?


①ヨシキをがっかりさせるのがいやで
②俺の意地で

頭のなか 考えを走らせる。

ここが腕の見せ所、でしょ。


…ヨシキ!白菜のスープならだめ?白菜あるよ!

「白菜???」

イメージできないのか、怪訝そうな顔をする。

…うん、絶対おいしい。水煮みたいな、、あーコンソメ風みたいんでもできるし、ホワイトシチューみたいんでもできるし。

一瞬考え込んだかと思ったけど、すぐに返事が飛んできた。

「コンソメ!」

…よっし!じゃあちょっと手抜きだけど、白菜のスープにしてあげる。


支度しようと、立ち上がろうとした俺に。


「ね~それ おいしいの?」

…今までに何度も食べてるでしょーが。

「ん~~、忘れちゃった。」

すぐに忘れる、それを悪びれもしない、困ったちゃんな恋人です。

んでも!
そんなキミが大好きだから。

今夜はお姫様のご希望で、旬の白菜コンソメ風スープ✨✨



…ん?なに?


ヨシキがぼーっと俺を見つめてるから。

唇をなでるようにキスでいっぱいにする。
一気に上気するその頬と、パシパシ驚いたみたいにまばたきする長い睫毛と。

少し奥へと舌先を絡ませたら、どんどん深いキスになっていく。


「あ。。」

…いいでしょ。

「う…ん……」



…恋の相手まで忘れちゃやだよ。

「、、忘れ……ないよ/////」


その返事を確かめると、俺は今度は、潔く、身を退いた。

あたたかなキミの両手が、何とはなしに俺を引き止めようとするけど。








───続きはスープのあとだよ。手伝いたくなったら、降りといで♪






《END》どうもありがとうございました~~❤️
Piano in Blue
風邪がつらいよ〰️〰️〰️😵💦💦💦


夢想と薔薇の日々<新・オトコノコ事情2017>

『夢想と薔薇の日々 (Days of Rêverie and Roses)』は、あくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」(夢見る、想う)は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、どうぞよろしくお願いいたします。

ある意味笑。
2017-05-XX新・オトコノコ事情2017

ちょっとした肌寒さを覚えて起きてみると、俺は薄い毛布を一枚かぶって、あとは素っ裸なのだった。
そういえば昨夜はヨシキと寝て、そのまま眠ってしまったのだ。

隣へ目をやると、ヨシキが布団にくるまって、暖かそうに寝息を立てていた。

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夢想と薔薇の日々<きみと手を繋ぐ夜>

『夢想と薔薇の日々 (Days of Réverie and Roses)』は、あくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」(夢見る、想う)は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、どうぞよろしくお願いいたします。

珍しく、今夜はヨシキの方が眠たそう。
早々と床に就いている。


…ヨシキ、ライト。消すよ?

「ん~…」

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『夢想と薔薇の日々』<ハピネス>5 後コメント

『夢想と薔薇の日々 (Days of Réverie and Roses)』はあくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」(夢見る、想う)は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、どうぞよろしくお願いいたします。

はいはい、なんと4ヶ月ぶりの<ハピネス>でした。
それはそれでいいんだけどー。

しまった!と思ったんですが、夏至だったんですね、昨日!
なんだかわかんないけど、毎年の流れで、夏至の日の作品ってバカ長かったんですよ。 
それが、あんなに短いかたちで終わっちゃったというのは…自分にとって縁起がよかったのか悪かったのか。
いやなことが起こらないといいんだけど。

それだけかな、コメント(笑)。


あ!
これからヨシキが髪をどうするのかは全く考えてません。
もしかしたら、伸ばすのかもしれない。
彼に訊いてみないとわかんないですね。



あとは、夏至を過ぎたということで、わたしの気分は暗~くなっていますよ~って。

それだけ。






だけど、どんな毎日でも。
ハピネスは
些細な日常の中にあると信じるから。

ふたりの恋人たちラヴァーズ
どうか一日一日、泣いたり笑ったりしながら
明日を手さぐりでたぐり寄せながら
しあわせでいてくれることを祈ってます。

どうもありがとうございましたm__m


 佐野瑞希o 






バナーTOSHI2
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夢想と薔薇の日々<単純で、複雑で。 ~バレンタイン・スペシャル2014~>中編

『夢想と薔薇の日々 (Days of Réverie and Roses)』はあくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」(夢見る、想う)は個人が有するごく自然な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、どうぞよろしくお願いいたします。

危うく気が動転しそうになる。
落ち着け、俺!


…だ、そりゃ、朝勃ちなんかたまにはしょうがないじゃん!なぁんでそんなトコ触るんだよ、わざわざ???

「だあ~ってぇぇぇ~」


うーん、これは理屈じゃないからなぁ。
ヨシキが俺のち○こ触りたくなるのは俺のカラダを好きな以上責められないことなのだ。


…まあいいよ、じゃあ。それで?…話進めて?

「だからぁ~、それでキスもできないしぃ、トシ寝ててお○んち○勃ってるのにエッチもできないしぃ~、それにだってホントは起こしちゃだめだったからぁ!」

…うん。それは自分でチョコレート作ろうと思ってたからね?

「そ~お!そうなの~!けどぉ、トシのち○○ん触ったらさぁ~あ、おれまで大っきくなっちゃってぇ…んでね~、がまんできなかったのぉ!」

…うん。。。。



どうしたどうした。



「だからぁ~、トイレで自分でしちゃったのぉぉぉおお!もぉトシのばかぁ!!」


と、ここまで来て、いつもどおり、うわぁぁぁあん!…爆発、炎上。 



―――…はあ。『自分でしちゃった』のがそんなにダメージだった?なんでかな、別に大したことじゃないんだけど。でも俺のせいなわけね、とりあえず。


頭の中を考えが駆けめぐる。


トシのバカって言われたってねえ、朝イチで勃っちゃうのは生理現象だからしょうがないよねえ。
チョコレートひとりで作りたかったって言うけどさあ、そこまでスキンシップが必要だったら、まず起こしなさいよって話なんだよ?


困っていると、ヨシキが腕の中で泣き喚いた。


「なんかぁ!も~すっごいムカついたのぉ~、ゆせん がわかんないしぃ、よっきゅ~ふまんみたくトイレでひとりエッチやってるしぃ…全部ムカついたのぉ!トシは何でもわかるからってズルいよ~、ち○○んもでっかいしさぁ~…」


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