『夢想と薔薇の日々 (Days of Rêverie and Roses)』は、あくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、よろしくお願いいたします。尚、当ブログ内の文章や作品の、無断転載・引用・コピーを固くお断りいたします。

独   房

無理やりでもなんでも

よかった

この身がズタズタに

切り裂かれたって

僕は かまわなかった



貴方がいてくれるのなら

貴方が抱いてくれるのなら

僕は 笑えた




なのに何故

貴方は いないの

何故 今

貴方は いないんだろう?




一人きりのこの部屋は

あまりに広すぎて





涙で曇った視界が

貴方で

埋め尽くされていくよ



貴方のぬくもりも

貴方の匂いも声も

もう どこにも ないのに



探したって

求めたって



もう 何ひとつ

残っていやしないのに








《ENDLESS END》



 どうもありがとうございました
Piano in Blue