Ciao! (=´ー`)ノ⌒♪私自身あるいは困難な存在

■TMNETWORKとXJAPANが日々の糧εεε=(*ノ▽ノ)な佐野瑞希です、こんにちは。■音楽と、広範囲な意味での文学について綴っています。■現在は、一連の創作シリーズ『夢想と薔薇の日々』の更新がメインになっています。「おもしろかったー!」と思っていただける一日があれば幸いです。  ───遠い記憶をたぐり寄せると、どこまで遡っても自分の感性や思考のしかたが変わっていないなあと感じざるを得ない今日この頃。春、桜舞い散る日に。(2015.04.12改稿)

2013年05月

◆ INFORMATION ◆
♦『夢想と薔薇の日々』リバイバルへは、カテゴリ別アーカイブからどうぞ!
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♦『夢想と薔薇の日々』の更新「定時」は8amです。
♦『夢想と薔薇の日々』<YOUR BREATH><きょうの夕ごはん>は3:30pmに公開します。
♦その他のカテゴリについては公開時間は決めていません。


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★『夢想と薔薇の日々』明日(6月1日)の予告とご案内★

おはようございます(*'-'*)
こんにちは、またはこんばんは(*・ェ・*)ノ~☆
5月も最終日、皆さんいかがお過ごしでしょうか!

この一ヶ月、わけもわからず自分自身がやたらと空回りしちゃって…。
スケジューリングと実際の公開日のズレ、カテゴリ追加修正、タグ管理等々の個人的内部トラブルが相次ぎました。
そして何よりも、してはならないイージーミスの連続で、ブログ表面上でも多大なご迷惑をおかけしてしまい、本当に本当に申し訳なく思っております゜+.゜(ノд`)゜+.゜
いろいろ平行してものごとを進めていこうとすると、わたしの場合はこうなるのね、とよーくわかりました(爆)。
改善策を考えましたが、結局は、無理なスケジューリングでコンテンツを詰めるな!という結論だけ( ̄∇ ̄;)
ひたすら反省とお詫びするばかりです。
そんな中、途中から参加した人気ブログランキングでは、意外にも高順位※を保つことができて、わたしのバカっぷりにも関わらず投票を続けてくださった皆さまには、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

さてここで話は一気に飛びますが。
6月は、初っ端からコミカルな書き下ろしを載っけようと思っています。
これまたほんとにバカみたいな話ですけど、これには理由がないこともなく―…。
ちゃんと魂胆はあるのですが。←またスベったりして。
ひとまず心機一転というか…あれww違うな(笑)、
単なる娯楽としてでも読みにいらしてくださるとうれしいです。 



6月も笑顔でスタートダッシュを切れますように!
明日、またいつものこの場所でお待ちしています。
どうぞ暇を見てご来館ください。
よろしくおねがいしますm__m


佐野瑞希o





※ランキングへのバナーを押すと、大抵「BL部門」の結果が出ますが、たまに他の部門でのランキング(「恋愛小説部門」or「ライトノベル部門」)が表示されることがあります。そういうときは「え!こんなに上がってる!」とか「こんなに下がってる!」と焦らないで、表示されているのがどこの部門なのか確認してみてくださいネ。
 

『夢想と薔薇の日々』リバイバル<長い年月>

『夢想と薔薇の日々(DRR)』はあくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」(=夢見る、想う)は、個人が有する自由な権利ですが、現実は現実として、きちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、どうぞよろしくお願いします。

彼が上のフロアで絵を描いてる。

…ヨシキ?買い物、行くけど。
「うん…」

…何かほしいものある?アイスクリームとかお菓子とか。
「…うん…」

座り込んだきり、彼は小さな絵を一心不乱に描いていて。

…何がいいかな、…アイスクリームは、…バニラ?チョコレート?それとも違うのにする…?

「…うん?…ん……」


俺はそこで問いかけるのをやめた。


―――OK。
今ならひとりにして出かけても、大丈夫。




こんなに時間かかっちゃったけど。
やっとこのくらいは、キミのことわかるように、なったよ―…。






《おわり》(Jan.30.2013掲載)
*一言コメント*これで今月のリバイバルは最後でーす。また企画しますね。どうもありがとうございました。





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夢想と薔薇の日々<YOUR BREATH -scene5->

『夢想と薔薇の日々(Days of Reverie and Roses)』はあくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」(夢見る、想う)は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、どうぞよろしくお願いいたします。


鳴らない風鈴を
ぼんやり見つめるきみがいて
何してるの 平気?って肩を叩いたら
きみは驚いた顔して
あ…ううん なんでもない って
いそいそと部屋を出ていった



たまには 僕にだって
言えないことが あるよね

ううん そうじゃなくて

僕にだから 言えないのかな





関連リンク: <風の音色に揺られて> <あなたがわたしにくれたもの>前編 <あなたがわたしにくれたもの>後編 <あなたがわたしにくれたもの・その後>





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たまにはこんなの!「Dear My Friends」(TOSHI『GRACE』より)

おはようございます、こんにちは、またはこんばんは(*'-'*)
そろそろ月の終わりだし、何か企画モノを!と思い、わたしの好きな動画を紹介します(またかい!)。

この前「Scarlet Love Song」の動画を紹介したときに思ったのですが、わたしの好む動画のスタイルっていうのがやっぱりパターンとしてあるみたいで、今日のも似た感じです。

と言っても、スカラブを見て「そうか、こういう解釈の仕方があるんだ!」と感激したり涙したのとは少し別で、どっちかというと「うわ!これはうまく曲を使ってるなぁ!」と歓心を得たものです。
この動画の作者さんってこういうのがうまくて、わたしはけっこう漁ってた時期があるんだけど、今は5~6本しか残ってないかな。

さて、今日ご紹介したい動画は、TOSHIのソロアルバムの中では評判の『GRACE』に収録されている「Dear My Friends」という曲を使ったものです。

しかししかしわたしは、個人的にこのアルバム自体はそうそう高くは評価していないです、実は。
この時期に写真集も出たし、TOSHIがいちばん波に乗っていた時代なのかなーと思うんだけど、それゆえに、なんて言うんだろう、ひたすらかっこよくて美しくて、だからあんまり深みがないという印象を、どうしても拭い切れない。
わたしは特に、最後に収録された表題作「GRACE」がダメで…。

「『GRACE』大好き」とおっしゃる方もたくさん知ってますし、思い入れが強いとおっしゃる方も多いです。
いつも言うけど、音楽に限らずものの受け止め方は人それぞれ違ってて、それが自然なことだと思いますし、それに、今日は『GRACE』がいいとか悪いとかそういう話ではないので、そこら辺は何卒お許しを((o(__o)(o__)o))

で、「Dear My Friends」。
作詞がTOSHIで、いかにもTOSHIらしい歌詞なんですが、このあいだ作曲がなんとラストの「GRACE」と同じ方ということに気づいて驚いた(笑)。 
まあこの動画は、単独で、何度見ても「いい!」と思えるので、今回久々にもう一度見直してからご紹介することにしました。 
ぐだぐだいつまでも言ってんじゃねーよと言われそうなので肝心なトコ行きます、動画!

あ!
肝心と言えば、主旨は、“あの瞬間(とき)”を乗り越えて訪れた"REUNION(再結成)"を描いているものです。

では、なるべ~く歌詞に耳をすましてご覧ください…ドーゾ!

 

いかがでしたか~。
わたしは最初見たとき、よくもまあこんな曲を引っ張り出してきたよな~と、笑っちゃいました。
「なんでこの曲?わざわざ…昔のTOSHI~?…ソ~ロぉ~!?」みたいな(爆笑)。
でも「うまいなぁ」とは思ったんで、今もお気に入りです。

ではまたね(^^)/~~




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『夢想と薔薇の日々』リバイバル<キミと、融合する、一瞬。>

『夢想と薔薇の日々(Days of Reverie and Roses)』はあくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」(夢見る、想う)は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、どうぞよろしくお願いいたします。

台本広げて台詞なんか覚えてるとき。あるいはただ雑誌かなんかパラパラ見てるとき。

たまにヨシキが無理やり膝に乗っかってくることがある。
そして彼は必ずこう聞くんだ。


「なにやってんのー?」


隠してるわけじゃないし見ればわかるんだから、別に何やってるもへったくれもないんだけどさ。
それでもヨシキはオレの膝を占領して聞く。


「なにやってんのー?」


って。
そういうとき、オレはすぐさま今までの作業を全部放棄して


…んー?ヨシキに逢いたいなあと思ってたよ。


って答えることにしてる。


「ウソだぁ、ほんとに?」

…ほんとだよ。


何だろう、こういうとき、邪魔されて頭に来るとかそういった感情は殆どない。むしろ、素直にヨシキが“かまわれに”来てくれることが嬉しくて。


…ヨシキは?なにしてたの?


もう一度彼をちゃんと脚に乗せ直して、聞き返す。


「え~ヒミツ~…///」


彼が甘ったれた声で言う。


…ひとりでつまらなくなっちゃった?甘えたくなっちゃったの?


ヨシキはくたーっとオレの肩に身体を預けると、照れ臭そうに答えた。


「んん…そう、…かもしれなぁい」



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜



お互いが甘えん坊で優しい気持ちのときのスキンシップは、あたたかくて心地好い。
お喋りしながら、笑いながら、相手の髪に、背中に、肩に、胸に、腰に…服の上からでも触れていること、それだけで、熱い想いが全部伝わるような気すらする。

今日はおまけにごくごく軽いフレンチキス。


…ヨシキー?

「ん」

…もう少ししたら食事の支度始めるよ。


ヨシキは、オレを抱きしめている体を離さずに、耳元でこそっと


「もう少しって、あとどれくらいもう少し?」


と尋ねた。


…んと、あと10分くらいかな。

「20分とかじゃダメ?」

…20分!?(笑)(笑)、いいよ。じゃあ出血大サービスで30分。

「…(笑)うん…!脚痛くない?」

…へーき。そのかわり夕飯手抜きね。

「はぁぁい了解~…」


肩から背中にかけて熱い吐息を感じつつ。

オレはまるで赤ん坊をあやすように、ヨシキの背中をトントンってしながら、いつまでも抱きしめていた。融合する、一瞬。

『夢想と薔薇の日々』リバイバル<ROUGH SKETCH OF HIS JEALOUSY ~LOVELESS~>+<―LOVELESS―>本編

『夢想と薔薇の日々(Days of Reverie and Roses)』はあくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」(夢見る、想う)は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、どうぞよろしくお願いいたします。

<ROUGH SKETCH OF HIS JEALOUSY ~LOVELESS~>

トシに恋して頭までイカれちゃってる女(たまに男も)なんていやってほど知ってる。
仕事の話を装って電話してくるヤツ、家まで押しかけてくるヤツ。

ムカつく。
あいつらまとめて死んじゃえばいい。

トシが親切に応対してるのもバカみたい。
おれはヘッドフォンで耳を塞いでベッドにもぐり込むだけ。
聞きたくない。
これ以上なんにも知りたくない。
耐えられない。

ムカつく。ムカつく。ぶっ殺してやる。

トシのバカ。バカ。きらい。だいっきらい。
トシがいちばんきらい。
世界でいちばん、だいっきらい。



《END...?》
(Nov.14.2012掲載)




--------------------


<―LOVELESS―>


泣き疲れて寝ちゃったんだと思う。

起きたら窓の外も家の中も、真っ暗だった。
しーんとしてた。

「7時半…」

トシは帰ってなかった。
とっくに台所にいて、ごはん作ってるはずなのに。

また、飲み会とか、断れなかったのかな…。

電話の着信もメールも、入ってなかった。


「トシ~?どこにいるのぉ…?」


家中探した。
いないのはわかってたけど。
でも声に出してないと怖くて仕方なかったんだ。
もうずっと、独りぼっちになっちゃう気がした。

また、鼻の奥がツーンとしてきて、どうしても我慢できなくて、泣いちゃった。
キッチンの隅でひざを抱えてたら、勝手に涙がこぼれてきたんだもん、しょうがないじゃん…。


トシが帰ってこないのは、さっきおれがあんなこと考えてたからかなあ、と思った。
おれが嫉妬ばっかりして悪い子だから。心が狭いから。

自分の“彼氏”の人気が高いのは、喜ばなくちゃいけないコトなんだ。
きっとほんとは、ほんとは―…。


でも…さ…。

おれにはそんな、トシをみんなに分けてあげれるほどの余裕ないもん。
いつだって怯えてる。
バイバイって言われたらどうしよう、って。
何が引き金になって追い出されても不思議じゃないっていうか、変な危機感が、おれにはあって。


トシのこと、信じてないわけじゃない。
絶対大丈夫、っていう自信はあった。
けどココロのどこかに、正反対の、自信ゼロのおれがいる。
いっつも。


泣くのをやめられなかった。

けど、今、おれには、「ヨシキ泣かないのー」って涙をぬぐってくれる大きな手も、「ほら鼻ちーんして」って言ってくれる優しい声も、何も、なかった。


トシ…?
ごめんね。
きらいなんて言ってごめんね。
世界でいちばん、だいすきなのに…嘘ばっか言って、ごめんね。

おねがいだから戻ってきて。
戻ってきてよ―…。



涙のスクリーンの向こうに、トシの幻が見えた。
笑ってて…おいで、って両腕を広げてた。
でもそれが本物じゃないんだって、おれにははっきりわかってた。








その夜とうとう、トシは帰ってこなかった。









《END》
(Nov.18.2012掲載)

*一言コメント*これはねー、何人もの方から「続きはどうなるの?」って訊かれました。「ハッピーエンドを期待してます」っていうのもあった。けど、これはこれでおしまいです。あとは何にもありません。こういう話なのであった。



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★『夢想と薔薇の日々』めげない、負けない、あきらめない…今日もやります!★

おはようございまっす!
遅くなっちゃった(汗)、昨日は疲れ切って、PCの電源も切らず電気もつけっぱなしで!寝てしまいました。
とほほの世界です。
おかげで朝起きたらPCがすごいエラー画面になっていて、ぶっ壊れたかと思いましたが。

わたしねぇ、もうほんっっっとに、信じられないほど気持ちの切り替えが下手なんですよ。
いつまでもひとつのことで悩んじゃうんです。
絶対に、過ぎたこと、今から悩んだって取り返しのつかないこと…は仕方がないのに、ウジウジメソメソして、…グシャンってつぶれてしまう。

それで昨日は24時前にクタクタになって寝ちゃって、そのまま7時過ぎまで起きませんでした。
普段長くても3~4時間しか眠れないので、これは記録的な数字なんですけど、でもそのかわり、やっぱり気持ちがしゃんとしたっていうか、切り替わったっていうか、「さあ今日も行くか!」みたいな。


…というわけで、今日もやります、『夢想と薔薇の日々』。
リバイバルなのでね、記憶にある方には本当に申し訳ないですけど、「まあ読み返してやるか」って感じでお付き合いいただけたらいいな!
初めて読んでくださる方もいらっしゃるので。


そう、とにかく今日は“再起”という意味でも、自分に対して「めげない、負けない、あきらめない」と号令をかけて、お届けしたいと思ってます。
相変わらずの弱気で、「お楽しみに!」だとか「乞うご期待!」だとかは言えませんけど、お時間のあるときにでもふらっと立ち寄ってみてください。

それでは後ほど!!


佐野瑞希o

 

『夢想と薔薇の日々』リバイバル!<青空なんか大キライで。~HE IS MINE.~>+解説

『夢想と薔薇の日々(Days of Reverie and Roses)』はあくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」(夢見る、想う)は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、どうぞよろしくお願いいたします。

…うっわぁー、快晴。マジ最っ高に気持ちいいー!


そう言って洗濯物を干してたら。
ヨシキが突然後ろから抱き着いてきて、背中に顔をぐいぐい押し付けた。


…どうしたの?なんかおねだり?

「ん~ん、違う…」

…ドライブに行きたいとか?

「ちが~う~…」

…じゃあなに。…ヨシキ?

「……」

…そんな後ろにくっついてないでこっち、前来なよ。

「いやんいやん!いやだぁ~」

…だぁって、これじゃあ話できないじゃん、ヨシキのカオも見れないしー。

「い~の~!カオなんか知らな~い~!」


強引に背中から前に抱き寄せて、そしたらわかった。


…なんだよー、なぁんで泣いてるのー、ヨシキー。

…おい、こら、…ヨシキ?


うなじをくすぐるみたいにあやすけど。
ヨシキは肩にぴったり引っ付いてグスグス泣いてる。

こうなっちゃうと、もうどうしようもない。
理由もへったくれもありゃしない。


抱きかかえてフロアに着地。
膝の間にヨシキを挟んで、よしよしって揺すってる。


あと何時間ぐずるんだろう。

…ヨーシキ。

「んもう…やぁだぁ…」

…うーん、やだって言われてもねえ。

「やだあ、ぃやなのぉ~!」

…わかったよ、わかったぁ。いやじゃないふうにするからー。



…ヨシキ?

…泣いててもわかんないよ?

…ほらヨシキ。

「もうトシのばかぁ!」

…うん…バカでもいいよ、何でもいいから言ってごらん?何がいやなの?何がいやじゃないの。

「そ~うゆうトシがやぁなの~~ぉ、も~う!」

…じゃあどうゆうトシならいいのー。


こういう不毛な(って言い方はヨシキに失礼だけど)やりとりを、今まで何度してきたことか。
慣れてるけど、あーせっかくの洗濯物がぁ…。




ヨシキ、ぐずること1時間。

オレ、あやすこと1時間。


ようやく泣き止んでくれた。
オレっていつから子育てしてるんだっけか…?



でも──、ヨシキをあやしながら外の景色見てて気づいたんだ、彼が泣いた理由。

理由と言えるかわからないけど。

真っ青な空を見て『最っ高に気持ちいいー!』って叫んだオレの存在は、たぶんヨシキにはすごく不安で、不満だったんだろうね───…。




あ、これもヨシキの、オレにしか理解できない感覚なのかな…?










《END》
(Nov.10.2012掲載)



--------------------



<青空なんか大キライで。~HE IS MINE.~>について解説


(笑)(笑)(笑)、ベッドでヒマだったから遊んで書いちゃった!

これはね~~~!(o__)ノ彡゜バンバン!!(爆笑)
もうすっごくよくわかるって言う方と、なんか全っ然わかんねぇって言う方、極端に分かれるんじゃないだろうかと。

ヨシキの乙○心が、読んでいて引っかかる人と引っかからない人、たぶんいるんですよね。


トシっていうのは、わりと、うー、何ていうかアウトドア派って言ってしまうと語弊があるけれど、ハートがナチュラルに外に向いてるんですよ。
そう、オープンハート(そのまんまやん)。

ヨシキはね、インドア派って言ったらもっと違っちゃうけど、とにもかくにも、トシとふたりの空間で、トシと密着して、その空気の中でハートが閉じてる、その空間がとっても大切、っていう人間なの。


こんなの佐野が勝手に感じてることですけど。


だから、ヨシキは、トシが外界に向かってウォーって自己を解放しちゃうのが、すごく不安なんですね、自分が置いてきぼり喰らったみたいで。

あったかい部屋にいたのが突然寒風に曝されたら怖いでしょ?
ある意味メチャクチャ不健康な在り方なんだけど。

でも、少なくともウチのヨシキの場合はトシへの依存度がものすごく高いので、これは致し方ないことなんですよね…。
そこにね、納得がいくかいかないか、の問題です。

んで、まあ、要するに「青空(快晴)」にトシを“取られちゃった”気がして、ヨシキは「ふぇ~ん…」ってなっちゃったと。
そういうお話でありましたよ。


ね、今日はちゃんとした解説だったでしょ?

チャンチャン♪


(Nov.11.2012掲載分を編集)




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きのうのこと ~お詫びしたい気持ちと、悔しさと。~

ちょっと愚痴。日記的な。

<ビター・ハーフ・マリアージュ>の原稿が紛失したと思っていたら、わたしの探し方が悪かったのかもしれないけど、数時間前に「公開」の状態で放置されていて、そのために、「リバイバル」とは別に、編集前のものが流出してしまってた。
人気記事ランキングをご覧いただければ周知の事実なんですが。
それで、昨日というか今もだけど、すごく悔しくて悔しくてたまらなくて、いったいどうしてこんなことになっちゃったのかと、心が重いです。
すでに取り返しのつかないことなのだからあきらめるしかないのだけど、この連載は、大好きな話だったから、ちゃんと編集してまとめたかたちで出そうと決めていた。
まとめたあとの原稿もでき上がっていた。
「それなのに!」という思いが、消えなくて。
内容自体は変えていないんだからいいじゃない、と、言われるかもしれない。
でも、段落の付け方とか、スペースの開き加減とか、そういうものは多少いじっていたし、読みやすくなっていたと思うんです。
だから…本当に残念でした。

偶然だけど、「後記」だけは流出を防ぐことができて、たったの今は人気記事の1位になってます。
後記で伝えたかったことは、今でも書いた当時と変わらず、とても大事なことだから、皆さんから温かい目で見ていただけて、それだけが唯一救いだなぁとか、思ってるんだけど。

どうしてこういう事故が起きてしまったのかもう一度考えてみることが大切だし、もうこういうことのないように、本当に気を引き締めていかなくちゃいけないなと思う。
5月もあと1週間で終わるけど、それ以降、大事なストーリーがたくさんあるので、こんなふうなずさんな運営は許されない。

昔のお話をご存知でない方が増えたことが直接のきっかけで始めた「リバイバル」だけど、昨日みたいな混乱を繰り返すなら、在り方を考え直さなくてはと思う。
「昔の知らなかったのを読めるのはうれしい」という声は、とてもありがたい。
自分でも忘れていた話だって出てくるから、本当に楽しい。 
でもね。やっぱりね…ちょっと反省しなくちゃいけない。

明日…ん、もう今日か、またリバイバルの話がのるけど、アレルギー起こしてるから恐怖です。
原稿の管理とか、どういうふうに公開の設定がされちゃうのかとか、 外からではあんまりわからないかもしれないけど、とどのつまりはわたしの不注意であって、それ以外の何物でもないです。

<ビター・ハーフ…>もどんな順番で個別原稿が公開されたか、今となってはわからないけど、ごっちゃ混ぜな順番で読んだよという方がいらっしゃいましたら、ホンットーに、ごめんなさい。
お詫びします。 

佐野瑞希o



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『夢想と薔薇の日々』リバイバル<IT'S GONNA BE UP TO FATE!!>

『夢想と薔薇の日々(Days of Reverie and Roses)』はあくまでもフィクションであり、実在する人物や事件とは一切無関係です。「夢想」(夢見る、想う)は個人が有する自由な権利ですが、現実は現実としてきちんと区別なさったうえでお読みください。くれぐれも混同されないよう、どうぞよろしくお願いいたします。

古い付き合いの友人から突然電話。 
これから訪ねて来たいと言う。仕事で近くにいるらしい。

…いやウチはマズいな、えっと。

こういうときにヨシキのことをどう説明すべきか考えてなかった。

…か、家族がまだ寝てて…。
『て、お前結婚したの!?!?』

向こうが戸惑ってる。

…結婚はしてないけど…。
『同棲中とか?』
…え、ううん…。

『じゃあ何なの?…別にいいけど、とにかくどっかで会えない?』
…今…は無理だなぁ、留守できない。


ヨシキが起きたときにひとりという状況はなるべく避けるようにしてた。


…マジ悪い、なんつーか…訳ありでさぁ。
『何だよ俺に秘密作りやがって』

と言う友達に、オレは平謝りに謝って。

『今度飯でもおごれやー』

と言って相手は電話を切った。


“家族”や“結婚”という言葉に動揺した。
“同棲”?
全部違う。

ヨシキは…ヨシキであって。
ほかのどんな単語にも置き換えられなくて。

世界でいちばん大切なひと。
そうとしか言えないんだけれど。ありきたりのフレーズなんだけれど。

それはそれでまたいい、と思う。

そしてオレはこれからも、何度でも何度でもドギマギしながらしどろもどろに“ヨシキ”を説明するって、きっとそんな運命にあるんだろう―…。
 


《おわり》
(Apr.13.2012掲載)




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